NL vol.31 減価償却ってどういうもの?

⻑引く梅雨にさわやかな夏空が待ち遠しい今日この頃ですね。今月のNEWS LETTERは減価償却についてご案内します。

目次

減価償却ってどういうもの?

減価償却とは何なのでしょうか?わかりやすく言えば、減価償却とは固定資産を買ったときに一度に費用にしないで、毎年少しずつ費用にわけるという会計処理のことをいいます。

取得価額が10万円以上で1年以上使用される資産を減価償却資産といい、会計上毎年一定の方法で費用として計上します。

◆ 減価償却のポイント
● 一般的には、定額法定率法があります。

※選択が認められていますが届け出ない場合は税法では個人事業主は定額法、法人は定率法とされています。ただし建物等は無条件で定額法が利用され、定率法を選択できません。

● 減価償却資産ごとに法定耐用年数が定められています。実際の計算は耐用年数ごとに税法で決めた償却率を使います。

☆土地、借地権、骨董品などは時の経過で価値が減るものではないから減価償却資産には該当しません。

定額法
減価償却費 = 取得価額 × 定額法の償却率
償却費の額が毎年均等になるように費用配分する方法です。

定率法
減価償却費 = 期首未償却残高 × 定率法の償却率
償却費の額は初めの年ほど多く、年とともに減少していく方法です。

☆平成28年度税制改正により、「建物附属設備および構築物」の減価償却方法の定率法が廃止になり定額法に一本化されます!平成28年4月1日以降の取得より。
少額減価償却資産の特例
⻘色申告を行っている個人事業主中小企業の方には、少額減価償却資産の特例という制度が用意されています。これは、取得価額が30万円未満の減価償却資産に関して、一括で減価償却費として費用計上することができるようにするものです。
一括償却資産
取得価格が10万円以上20万円未満の減価償却資産については、耐用年数などに関係なく3年間で均等償却することができます。これを一括償却資産といいます。減価償却資産にするか、一括償却資産にするかは独自で決定することができます。

お役にたちましたか?減価償却についてまだまだ興味があるというかたはぜひこれを機会に少しずつ償却資産や税に関しての理解を深めていくと良いですね!

INFORMATION

7月の税金

・源泉所得税の納付
毎月納付・納期の特例
期限:7月11日(月)
・5月決算法人の確定申告
・11月決算法人の中間申告
・個人事業主の予定納税

連絡事項

算定基礎届の提出・労働保険料の申告・納付の期限は7月11日です。

※社会保険料の算定基礎届、労働保険料の申告は年一回ですので提出忘れに注意しましょう。

編集後記

今年も早いもので前半が終わりました。梅雨明けの知らせを待ちわびる昨今です。七夕は梅雨の時期で星があまり見えませんが旧暦の七夕のころだと梅雨も明け、星がよく見えるそうです。旧暦の七夕ごろに夜空を見上げて天の川を鑑賞してみたいと思います。

筆者:大本