Tax Knowledge
税務の基礎知識
小規模企業共済について
小規模企業共済制度は、個人事業主や会社役員、経営者などが事業を廃止・会社を退職する際に、それまで積み立てたお金に応じて共済金を受け取れる制度のことです。言わば、経営者の方にとっての退職金です。
加入対象者は?
業種 | 常時使用する従業員の数 (臨時・家族従業員・3人目以降の共同経営者を除く) |
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建設業、製造業、運輸業、不動産業、農業 サービス業(宿泊業・娯楽業に限る) |
20人以下の個人事業主または会社の役員 |
商業(卸売業・小売業) サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) |
5人以下の個人事業主または会社の役員 |
掛金はいくらからできる?
掛金月額は、1,000円から7万円までの範囲内(500円単位)で自由に選択できます。なお、経営状況などに応じて、増額、減額も可能です。
退職時にはいくら返ってくる?
事業の廃業時または退職時などに、給付金を受け取ることができます。
(例)掛金月額1万円で、平成16年4月以降に加入された場合
掛金納付月数 | 掛金残高 | 共済金 |
---|---|---|
5年 | 600,000円 | 621,600円 |
10年 | 1,200,000円 | 1,290,600円 |
15年 | 1,800,000円 | 2,011,000円 |
節税対策に!掛金納付時と返戻時の税金について
掛金納付時には、納付額の全額を所得から控除できます。受け取り時にも雑所得もしくは 退職所得扱いとなり、税金がほとんど課税されないような仕組みとなっております。 従って、受け取り時と支払い時でダブルの節税となります! ご興味ございましたら、お気軽にエース税理士法人までお問い合わせください。